時空警察捜査一課・part3
〜違和感とチープさと踵落としと〜
(ここからの続きです〜)
そして前日、待ちに待った予告編がキタ───!!!
侍に拳銃を向ける伊能、聖徳太子殺害現場に踏み込む時澤&真田、暴れる山神それを押さえる風間、そして、
ポケットに手突っ込んだ例のポーズで犯人と対決する広瀬様、キタキタキタタタタタタ────\(*´∀`*)/───!!! 斜め下から捉えたアングルがまたイイ!!
やっぱりこのポーズあってこその広瀬巡査部長様&1年ぶりの例のテーマ曲、これだけでもう大興奮でした…
そのせいで、全体的に画像がイヤにチープだなんてことは気にならなかった。
本放送の時には当然何らかの加工がされているものだと思っていました……
前日の番宣は聖徳太子中心だったような気がする。なので聖徳太子エピソード冒頭がちょっとだけ公開されたのだが…
その直前のエピソードはヒンデンブルクの話。つまりこの時の映像は広瀬様が身体的にも精神的にも大ダメージを負った直後のはず。
しかし、広瀬様は何故か時澤の「聖徳太子暗殺云々」の台詞に、ごく普通に反応しております。しかも無傷。
頭に包帯右目に眼帯それから勿論片腕吊って綾波状態で出て来いとまでは言いませんけど鼻の頭あたりにバンソーコーの一つでも…などと期待していたのですが、何故に全くの無傷?
そしてそしてやっとキタキタキターの当日夜9時ジャスト! 1年ぶりに時空警察のOPが帰ってきた!! うわーうわー!!
…
……
本放送で1年ぶりにOP見た瞬間はあまり気にならなかったのですが、part2レビュー書く時にpart2のOP散々見てしまったせいか、今見ると果てしなく、軽い。安い。特にナレーションがかなりヤバイ。
良く言えば軽妙明快、悪く言うならお願いですから江守徹返してくださいなナレーション。
「ご存知、忠臣蔵。だが、事実は物語と全く違っていた!
今夜、歴史が変わる」
えーと、もっと悪く言ってもいいですか……
荷物まとめて公共放送に帰れ。
あとさっきも申し上げた通りあまり歴史ファン煽るのもどうかと。
忠臣蔵事件のあらまし、「歴史を疑え」の極太明朝体、そして遂に来ました! 爆発炎上墜落するヒンデンブルク号と共に例のテーマ曲!
嵐のごとく溢れる資料映像、そして堂々と出るタイトル「時空警察」!! 「part3」の部分の出し方がかなり浮いていてちょっとイヤ細かいことは気にしない気にしない! 1年ぶりに広瀬様にお会いできる、広瀬様の壮絶サスペンス&大活劇が拝見できると思えばそんなこと!!
「事実は物語とは全く違います!」と伊能。そして黒文字極太明朝体&赤バックで出るサブタイトル「忠臣蔵はデッチあげられた」
……あの、もうちょっと良いタイトルは無かったのでしょうかかなりセンスなさすぎの気がまー細かいことは気にしないことにしましょう! 何てったって広瀬様の大脱出劇が(以下略)
つーか、今にして思うと「ドラマはノベライズとは全く違います!」などと言いたくな
そして遂に広瀬巡査部長様、降臨!
犯人と対峙する広瀬、そして「この4分間に、何かが起きています」 チラリと時計を見る広瀬の視線、(おそらく)犯人を止めようとして叫んでいる広瀬、きゃーきゃーうわーうわーこの後凄まじいアクション&活劇があるワケだ! でもこの場面って確か犯人の顔よく見えないって設定だったはずなのに正面きって対決してるのは何故まー細かいことは(以下略)
そして聖徳太子暗殺。何故か慟哭している真田、そして古代日本斑鳩宮にて秦河勝を問い詰める時澤。今回はかなり時澤巡査もカッコイイ役どころのようだが……気にしないつもりでもやっぱり気になってしまう時澤巡査の頭……どこのヅラだよう_| ̄|○
ラスト、真珠湾攻撃の真相。何故かとにかく暴れまくっている山神と押さえる風間。
そしてお馴染みメンバー紹介。今回は極太明朝体+赤バック+白黒人物のパターンはpart2と同じだけど台詞はナシ。各キャラのカッコいい場面をピックアップしている手法もpart2と一緒っぽいが……広瀬様紹介時の画が時空移動後ではなく、現代の時空班での捜査会議時のシーンってのは何故嗚呼広瀬様やっぱりカッコイイそんな事気にしなくてよし! 一番カッコイイ画は後のお楽しみってことに決まってるじゃないか!!
なんとなくpart2と比較すると全体的に急ぎ足のOPの気がしました。最後のタイトルの出し方もナンダカナ……
いや、内容が良ければ良いじゃないか! 他はともかくヒンデンブルクの話は最高に決まってるんだから!!
そして遂に開始された第1エピソード忠臣蔵の真実。とっとと終わらせてヒンデンブルクへ行ってくれpart1と同じくトップバッターで捜査を開始する伊能サン。奇跡の時空警察復活、その記念となる最初の捜査! 伊能恭介は見事視聴者のハートを惹きつけヒンデンブルクに持っていき広瀬様にバトンタッチすることができるか!?
時は12月。
白い布に包まれた謎の物体をいきなり時空班へ持ち込む伊能。いぶかしむ一同の前で堂々と「人間の首だ」と伊能は言い、そして大騒ぎになる面々の目の前で包みを開く(一番の大声で止める広瀬様がまたイイ感じ)。が、出てきたのは「魚籠」(びく)……
「ふざけた真似は、許さんぞ」北条管理官、視聴者の声を代弁。
気を取り直して、「これが今日の捜査会議と、何か関係があるんですか」と広瀬。おそらく内心お前がくびになっちまえとか思っているに違いな
そして珍しく伊能サン、広瀬様の意見を肯定します。
「12月といえば…」と忠臣蔵のエピソードを持ち出す伊能。そういえば今回、現代での季節は冬。よって蝉も鳴いていません。
冬なら冬でもうちょっとそれらしい演出してほしかったのですが……一応奥の方にストーブはあったようですが目立ってないし。結構目立つ風間の服装が季節感ゼロだし……照明は確かに寒々しかったが、あれは演出なのか?
しかしそこで妙な横槍が入ります。「忠臣蔵って何ですか?」とそのまんまなボケかます新人の真田。
全員がまたしても大騒ぎに。例によって無表情のまま素晴らしいタイミングで軽くずっこける広瀬様キタキタ──!! 自分では決して笑うことなくギャグを演じる広瀬様の芸人根性は今回も健在♪
……それはともかく、真田君は歴史は勿論地理にも疎そうな気がします(私のカンでは)
語られる忠臣蔵のあらまし。どうでもいいけどあの時期にキラキラ言われるのはまだ抵抗があったなあ。いや、関係ないのは分かっているんだが(某SEED)
が、説明途中でいきなり叫ぶ真田「分かったあ!! あの首……この魚籠!!」(超嬉しそう)
何となく先が思いやられるっていうか先が見えたっていうか親戚と一緒に見てるんですけどっていうか勘弁してくれっていうか広瀬様大活躍(であろう)に免じて目を瞑ることにしましょう♪
「で、捜査すべき事件の謎とは何なんですか」としかめっ面を更にしかめている広瀬。毎度おなじみ伊能vs広瀬が今回も再び来るか!?
そして半分バカにしたような伊能「まだ分からんか、広瀬巡査部長」。ちょっとムカつき伊能を睨む広瀬……
後々の大激突を大いに期待させるシーンだったのですが、結果から申し上げますと今回の伊能サンvs広瀬様はこれだけです。
魚籠には赤穂浪士にまつわる伝承があった。討ち取ったとされる吉良上野介の首を奪い返されることを恐れた赤穂浪士が、本物の首の代わりにこの籠を布に包み、槍にさして泉岳寺(浅野内匠頭の墓)に赴いたという。
では、本物の首は誰がどのように泉岳寺へ運んだのか?
さらにもう一点。吉良邸へ討ち入ったのは47人、しかし泉岳寺に残る墓は46。討ち入り直後に1人の赤穂浪士、寺坂吉右衛門が消えている。彼は何故、何処へ消えたのか?
許可される捜査。さあ1年ぶりの時空捜査開始!!
そして登場する時空エレベーター!! 吉良邸討ち入り真っ最中へいきなり直行する伊能!!
……形こそpart2とほぼ変化ないものの、何その煙。何その警報音。
伊能サンはこれからSASUKEでもやるおつもりですか?
とりあえず気を取り直しましょう。広瀬様のエピソードが良ければ何でもいいのさ!!♪
討ち入りで騒然としている吉良邸庭にいきなり現れる伊能。斬りあっている侍と、それを呆然と見つめる白いトレンチコートの男。
ヘンな画1年ぶりにキター………
と言いたいところだが、何故かヘンな画という気がしない。
何故だ? 私がこのヘンな感覚に慣れてしまったのか? ヘンな画をヘンと感じられなくなってしまう程時空警察に溺れてしまったのか私は?
伊能が侍を一人やっつけるシーンも、吉良邸内部を走るシーンも、斬りあう侍たちの間をすり抜けるシーンも、カッコいいんだけど何かおかしい。ヘンだからおかしいというのではなく、ヘンじゃないからおかしいというかなり矛盾した感覚であるが。
去年と違う……何か変……
本放送時は次エピソードへの期待で興奮真っ最中の為に殆ど気づかなかったが、ビデオで見返してみてその謎が解けた。
これはpart2までの「ヘンな画」とは違う、「違和感のある画」だと。
分かりやすく言うならば、「江戸時代の侍たちの中に紛れ込んじゃった現代のトレンチコートの刑事」ではなく、「大河ドラマのセット内に紛れ込んじゃった別のドラマの出演者」。
ただトレンチコートの男と侍が同じフレームの中にいるだけではあのヘンな画は絶対に作り出せないという事が、図らずもpart3のこのエピソードで証明されてしまった気がします。「時代の空気」の表現が、part3では致命的なまでに欠けている。part1のベルリンなんぞは無理やり力技で廃墟の空気を作っていた(というか、押し込んでいた)というのに!! part2の江戸や杉並の表現が凄すぎただけかも知れませんが。
この違和感の正体を何故本放送時に気がつかなかった自分……気づいていれば次エピソードへの期待もそれほど膨らまずに済んだかも知れない、チャンネル変えることだって出来たかも知れない。私が時空捜査官だったら真っ先にこの時の自分をぶん殴って気絶させに行くと思います。
まあ気にしないことにしてどんどん行きましょー♪ とりあえず伊能サンがカッコいいのでつかみは多分OKということにしましょう!!きっとスタッフはヒンデンブルクに全精力をつぎ込んじゃったに違いないさ! あははっ♪
例の魚籠を発見し、吉良に直接会いに行く伊能。吉良は裏玄関近くの炭部屋に隠れていた。
聞き取り調査を始める伊能、に対しペラペラスラスラと饒舌に語りだす吉良。時空警察の基本に戻っているこのシーンはなかなかに良い。良いと思いたいのだが……
どうにもこうにも吉良本人の口から明かされる歴史の真実! という感じがせず、ただ吉良役の役者がシナリオ通りに台詞を言わされているという感覚が否定できないのは何故だ。
そして、現代で認識されている浅野内匠頭に対する吉良のイジメの数々を書き連ねた現代日本語の書状をスラスラと読み上げ怒りに震える吉良はいそこ突っ込んじゃダメ。とりあえず、何も身に覚えはないらしい。吉良は全くの無実だったのか?
魚籠のあった部屋に戻り、息を潜めて物音を伺う伊能。そして響く老人の悲鳴、吉良を討ち取ったことを知らせる呼子…
魚籠のそばに飾られていた白い椿が、落ちた。
やがてその部屋に、そっと入ってくる一人の浪士。寺坂吉右衛門だ。
何故かその場で足軽の姿に着替える寺坂。伊能が姿を現しても怯えることなく「私には別命がござる」と淡々とした口調。そして彼は魚籠を白布に包む。これを首に見せかけ、本物は舟で泉岳寺に運ぶという。
首は舟で運ばれ、その任務のために寺坂は一人だけ消えることになった。
そして朝。討ち入りは終了した。しかし何かを思いつき、走り出す伊能……
吉良邸の前で靴が脱げ慌てて取りに戻る演出はなかなかに細かくてよいのだが肝心の走っている場所がどっかの城跡記念公園に見えるのはどうにかならなかったんでしょうか。
伊能は赤穂浪士たちに追いつき、先頭の大石内蔵助に「時空警察の伊能といいます」いきなり聞き込みを始める。槍先に掲げられている首を指し、あれが魚籠であることは判明していると伊能。どうでもいいが全く無表情で伊能の話を聞いている大石そして浪士たちはすごい。
さらに伊能は寺坂の行方を問いただす。泉岳寺へ行ったと大石。しかし伊能はそれを嘘だと見破る。それが真実ならば、泉岳寺で他の46人と合流して一緒に切腹したはずだからである。しかし記録に寺坂の名はない…寺坂はどこへ消えた?
今回珍しく真面目に時空捜査やってると思いきや伊能サン、またしてもさりげなく時空法違反やってました。赤穂浪士たちが切腹となる未来をこの時点で大石にバラしてやがっております。それでも表情一つ変えず「名誉なことだ」と言い切る大石はスゴイ。
そして大石は、役人や周囲の民家の者たちが全て自分たちを見逃していたことに不審を感じたと語る。何か大きな影が動いている…?
「歴史の真実を知るには、松の廊下から調べなおすのだな」初めてニヤリと笑う大石。
というわけで伊能は1年9ヶ月前の遺恨、松の廊下刃傷事件へと時空移動する。そこで彼が見たものは、何故かキ×××の如く半分笑いながら絶叫し、吉良に切りつける浅野の姿だった。取り押さえられる浅野、それでも狂ったように暴れ続けている…
浅野を押さえ吉良を助けた梶川与惣兵衛に伊能は事情聴取。梶川は日記でこの事件を記録している。浅野が「この間の遺恨覚えたるか」と叫んだことも。しかし梶川は遺恨云々の件は知らないと言う…そして日記には見たまま聞いたまましか書かないとも。
だけど伊能サン、未来に梶川が書くであろう日記の内容喋っちゃダメじゃ…って今更か。
そして現代時空班へ普通にケータイで電話する伊能だから突っ込んではイケマセン。出たのは何と真田。ノベライズではこの時出るのは時澤でごくスムーズに話が進んでいたのだが、テレビでは真田。梶川日記の件を尋ねる伊能に、当然の如く「どういう字書くんですか」などとしょもないボケかましてきます。よく見たら忠臣蔵エピソードも小説からの改変多し(特に現代時空班のシーンがよく削られている)。ヒンデンブルクほど悪質ではないが。
伊能は謹慎中の浅野に事情聴取。お上に対していささかの恨みもない、と浅野。私事の遺恨があったという…しかしどうも浅野の返答ははっきりしない。夢遊病者のような浅野。「そのあたりのことは…あまり…」「覚えてないの?」思わずタメ口になる伊能が笑える。
そしてさらに、事件直後の吉良に会いに行く伊能。「先日お会いしましたねなんて…言えねえだろうなァ」
吉良の側近が語るところによると、浅野は子供の遊びのように刃を振り回していたので吉良は助かったという。討ち果たしたいと思うならば普通は斬りつけるのではなく、突き刺すはずだ…
吉良は浅野が遺恨云々叫んだとは記憶していなかった。その上、恨まれる覚えもないという。
そこへ現代の真田から電話が入った。もう一つの梶川日記が見つかったらしい。
真田は松の廊下の部分を開こうとするが、そのトロさにイラついた時澤に電話をひったくられる…時澤巡査にイラつかれるとはよほどトロかったのだろう。この時周りには風間と山神もいます。が、広瀬様不在。やっぱりスケジュールがいっぱいいっぱい多分伊能に協力するのがイヤだったのだろうと思うことにしましょう! そそそそれにホラ、広瀬様は自分の興味外のことには基本的に首突っ込まないし!! た、多分クビとビクの駄洒落の調査なんてイヤだったんでしょう!! あはは♪
東大の史料編纂所のものとは別に、東大図書館にあったもう一つの梶川日記。そこには遺恨を叫びながら切りかかったとは書かれていない。
さらに、こちらの日記は松の廊下事件の直後に書かれたもの。東大史料編纂所にあった「遺恨云々」と書かれた日記は20年以上も後になって出されたものだ。
何かを思いついた伊能は将軍の御側用人の柳沢吉保と会う。将軍綱吉の側近として、思うままに権力をふるっていた人物だ。
読んでいた「土芥寇讎記」(=幕府が各地に放った隠密に諸大名の様子を報告させたもの)を示し、浅野が比類なき女好きであったことを示す柳沢。浅野には持病の「つかえ」もあったらしい。対して吉良は、領民には非常に評判が良かったらしい…
柳沢は、浅野への早すぎる裁きは将軍綱吉が腹立ちまぎれに決めたと明かす(この時既に浅野は切腹させられている)。理由は、将軍の母が今朝朝廷から従一位を賜るはずだったが、それを血で汚された為。しかしそのような理由で罰を下せば、幕府は世間の恨みを買う(それでなくとも綱吉は生類憐れみの令で犬公方と呼ばれ、評判が悪かった)。そこで柳沢は一計を案じた。吉良を悪者にし、浅野を被害者に仕立てあげる……
「貴方はそんな卑劣な手段で、歴史の真実を曲げて許されると思っているのですか」と伊能。それを聞いて柳沢は笑い出す。「歴史の真実? そんなものがあると思っているのか」
「それを探り出すのが、時空警察の使命です」
柳沢の目がギラリと光り、刀が抜かれる! 同時に伊能も拳銃を抜く! 交差する拳銃と刀!!
にらみ合う両者!!
しかし時空警察は過去の人物を撃ち殺すことは出来ない。怒りを抑えつつ銃を構えたまま、その場を立ち去る伊能。
えーと、part2で山神サンは忍者斬りまくっていたワケだが…
真相は暴かれた。柳沢は真実を曲げ、歴史を捏造した。その上で出来上がったのが忠臣蔵の物語。そして大石はその真実に気づいた。
伊能は寺坂吉右衛門の存在を思い出す。全てを知るであろう唯一の男……どうでもいいけどいちいち伊能の目的行動その他をナレーションで説明しなくてもよろしい。
死の直前、討ち入り45年後の老いた寺坂に会いにいく伊能。夕陽の中、縁側に佇む寺坂に伊能は真実を問う。
そして語り始める寺坂…
討ち入りの夜。
吉良を討ち取り、大石はその遺体を吉良と確認。その後、彼は寺坂を連れて炭部屋へと向かった。そこにいたのは、さっき討ち取ったはずの吉良上野介本人。
討ち取った老人が吉良の身代わりであることを大石は見破っていた。覚悟を決める吉良、しかし大石はここから逃げのびるよう吉良を諭す。刃傷事件のそもそもの非は浅野にあり、吉良には何の罪もない。本来なら幕府を仇とすべきところを、世間は何故か吉良討つべしとなっていった。それは全て幕府の目論み。赤穂浪士たちの討ち入りも全て幕府は察知しており、あえて仇討ちを成功させようとしていた。
それは、幕府への庶民への恨みを、全て吉良へ振り向ける為。
「生きのびて下さい。これが幕府に対する、私なりの仕返しです」
固く手を握り合う、大石と吉良。
そして寺坂は大石に命じられ、吉良を逃がし、その後3年間吉良を世話したという。
謎は全て解明された。捜査結果報告後、柳沢にこのことをぶつけたかったと悔しがる伊能、神妙な面持ちの一同。それにしても伊能が目立った時空法違反せずにまともにきちんと捜査したのって今回が初めてでは。まあその分他の方々が散々やってしまうワケだがというわけでとっととヒンデンブルクへGOGO!! わーいついにクルクル広瀬様きっとクル───♪♪
……って、私はまたあのトラウマラストを見なけりゃならんのかい……早くもあの時のテンション再現するのイヤになりかかってるんですがこんな私はどうしたら……ああっ分かりましたごめんなさい書きます広瀬様の為にも敢えて書かさせて頂きますあの日あの時あの場所で何が起こったか!!(ヤケ)
忠臣蔵エピソードやっと終了、そして遂に遂に!! 爆発音と共に1937年5月6日レイクハースト飛行場来た来た来たーーーーーーーっっ!!!!
衝撃的な事故映像の後に語られる、「空飛ぶタイタニック」ヒンデンブルク号のあらまし。ヒトラーにより戦争へと突き進んでいた時代背景、そしてハーバート・モリソンの実況と共に再度繰り返される悲劇の映像…
そして現代時空班、捜査資料説明中の広瀬様ついに来たーーーーーー!!!(<しょっぱなからいきなりスミマセンがやってるこっちもちょっとだけこの叫び飽きてきました)
…と思ったらまたもナレーションによる事故原因静電気説の説明。事件説明のCGの出し方見せ方などがかなり凝っていて期待倍増。それが終わってやっと広瀬様に出番が!
静電気を放出するロープ、それを模型で再現する広瀬。彼は静電気説を否定する。なぜならロープが投下されたのが7時21分、しかし爆発が起きたのは7時25分。その時間差は…
「4分間。
……静電気説は、成立しません」
絶妙な間のとり方、何とも言えない説得力(強引さとも言うかも)、そしてカッコよさ。多分part3の広瀬様の台詞ではベスト1でしょう。他の台詞がダメダメだったってのもあるけど
というわけでこの台詞は本ページのコーナー名にもなっております。広瀬巡査部長の全台詞の中でもベスト5ぐらいには入るんでないかな? 勿論今のところ1位は「歴史を変えちゃいけないから。」
予告にもOPにもあった次の台詞「この4分間に、何かが起きています。第4気のうに」も鋭い眼光と共になかなかに良い。
CM明け、「何が起きてるっていうんだ?」と伊能。さらなる突っ込みを期待したんだけど結果から申し上げますと今回の伊能vs広瀬は以下略。
爆破予告に触れ、ナチスに反対する何者かがナチスのシンボルであるヒンデンブルクを爆破したと広瀬は推測する。「とにかく、どうしてもヒンデンブルクに乗り込みたいんです!」 怪しい動きをする奴が必ずいる、と息巻く広瀬。えーと、結論から言うとこの時点で二重に勇み足やっております広瀬様(事件前の乗り込み&犯人は反ナチではない)
「でも、爆発する前にどうやって船内から脱出するんですか!?」という至極当たり前の疑問が時澤巡査から。そうそうそこなんだよ時澤サン、そここそがまさしくこの物語のもう一つの鍵じゃないか!!(一つ目は勿論事件の真相) 伊能サンも不安そうなんだか心配そうなんだかそれともどうでもいいんだかっていう何とも微妙な表情だし、やはり広瀬様の脱出劇はこのシーンが撮られた時点では相当重要な……まあいいです次いきましょう。
生存者のそばにいて脱出する、と至極淡々と言う広瀬。に対し北条管理官「死ぬ運命を持って出てきた者と出会った場合、捜査官といえども動揺するなぁ」 広瀬様、この後の行動しっかり見抜かれております。
さらに北条管理官「広瀬! 歴史を変えてはならんという掟は知っているな」 広瀬の意思を確認後、捜査許可を出す。深く一礼する広瀬、part2のモンロー事件の出動時(説明聞いちゃいない上ぶつくさ文句言いまくり)とはハッキリ言って全くの別人です。そうそう、基本的には真面目な日本人なんだよなぁ広瀬巡査部長って。決意を固めた横顔がまた期待させてくれる! さあ遂に遂に広瀬様、高鳴るテーマ曲と共にpart1ぶりの単独出動!!
……そしてpart1と同様、広瀬様の時空エレベーター搭乗シーンなし。
ハァハァ準備完了いつでもOK!だった私もさすがに少々ヘコみましたが後でよくよく理由を考えてみたら、
・開かれる扉(かなり安めの電飾つき)
・大量の煙
・派手なBGM
・派手な効果音
これで広瀬様の横に大デブちょっとばかり平均より太めの、食欲旺盛な御仁がいれば完璧すぎるほどにこれはそのまんま某ハイパーホッケー。
……だから煙はやめろって……_| ̄|○
そしていきなりヒンデンブルク客室にいる広瀬。和気藹々とした乗客たちの様子を何とも複雑な表情で眺めつつ、生存者リストを見る。
でも死亡者の名前の上から思っきり赤線引っ張っているのは個人的にはどうかと思うなあ…いや、広瀬がやったとは限らないんだけど。
既に広瀬は第4気のうを見て回っていた。ということでハイ、まずノベライズ版の焦って通路から転落寸前になる広瀬様がばっさりと削除♪
そこにやってくるエルトマン大佐。この時点でエルトマンは既に広瀬の正体を知っているようだ。ということはどうやら彼との出会いの場面(=エルトマンが転落寸前の広瀬を助ける)もカットの模様。つまり……
「今回の飛行で私は死ぬか?」のカマかけ台詞無し!!
いやあのそれを削除しちゃまずいだろう!! エルトマンの覚悟を如実に示し、あとで時空警察が内包する矛盾への突っ込みへと繋がるこの台詞、ヘタすりゃあのゲップのお兄ちゃん以上にエルトマンをカッコ良く見せるこの台詞、これこそ歴史の裏側に立つ者の覚悟を描いた台詞であってそれを削除して何が時空警察part3だコラキリがないので次いきます。この台詞について詳しく知りたい方は小説版をどうぞ。
客室内をさらに見て回る広瀬。爆発であと14分だっつーのに椅子に腰掛け悠然と脚なんか組んじゃったりする広瀬様はなかなかにステキ。
そんな中広瀬は強運の生存者マーガレット・マザーともすれ違う。「脱出する時は、この人のそばにいさせてもらおう」
ということで広瀬様脱出時の最大の鍵となる人物マーガレット・マザーですが、申し訳ありませんが例によって結論から言わせて頂きます。
まともな登場シーンここだけです。
ついでに言うと、広瀬様大脱出に関してドラマ内で説明がなされたのは現代時空班での時澤巡査の質問時と、それからここの広瀬様の独白だけ。
それから舞台芸人であり容疑者の一人であるヨーゼフ・シュパーもここで登場。事件後のシュパーのインタビュー映像まで出てくるあたりはさすがテレビ版。しかしですね……
シュパーのあの程度のギャグで笑わないで下さい広瀬様!!
しかも大爆笑て!! 私はpart1からここまで散々貴方の魅力を「めったに笑わず常にしかめっ面♪ でもそこが普段の恵さんとのギャップがあってイイ!(はあと)」とか何とか書いていたっつーのに、0.5秒でぶち壊しにしないでくれ頼む! しかも爆発まで10何分って状況で!
多分絶対に作り笑い&広瀬様なりの余裕の表現だったんだろうと思うことにします。いや思わせてください。
そしてそして広瀬様の運命の少女イレーネ、母親と共に来たーーーーーっ!!
正直テレビ版のこのシーン見るまで最大の心配事だったのがイレーネの存在削除(=広瀬暴走削除)だったんですが、それはさすがに無かったようでひとまず安心しました。真相究明→脱出・生還という物語の本筋から、彼女の存在はかなり外れているのでもしかしたら……と思っていたのですが。やったー広瀬様の一人相撲ロマンス&暴走がたっぷり拝見できる♪
まさかその方がまだマシだったってな出来になってるとは想像すらしませんでしたが。
それからテレビ版ではシュパーのほかにもう一人、広瀬が目をつけている容疑者がいます。ナチスに職を追われたジャーナリスト、レオンハルト・アデルト。しじゅう動き回る彼にいちいち目を光らせなければならない広瀬様はなかなか大変そうです。そこへエルトマンが声をかける。乗客の荷物は全てチェックしたから大丈夫だと…
呑気にブランデーなんぞを啜るエルトマンを見ながら、「イライラするなァ…」と何とも広瀬様らしくもない独白。
爆発10分前。
シュパーを見張りつつ、マーガレット・マザーと雑談する広瀬。この時も広瀬様は笑っております…ま、この時は明らかに作り笑いだから、いいか…
それからくどいようですがマザーのまともな登場シーンは(以下略)
そしていかにもな表情をしてシュパーが動く、それを追いかける広瀬。が、その時たまたまイレーネとはち合わせに!
で、イレーネと目が合ってしまった広瀬様、いきなり暴走。彼女の肩を軽く抱き寄せてかなりの至近距離でそっと耳うち! その気になりゃキスだって十分可能だ! うわうわうわー!
「降りるときは、マーガレット・マザーさんのそばにいた方がいいよ」
・第2次世界大戦前の時代
・栗色の髪の欧米の美少女を
・結構気位の高そうな人々が大勢いる中で堂々と抱き寄せ耳うちする
・どこからどう見たって典型的日本人顔の広瀬様!!
part3に入って初めての「ヘンな画」キター!の瞬間でした。しかもカメラ相当寄ってるし。
そういえばラストの真珠湾攻撃エピソードでもイエローモンキー云々って出てきたなあ……
爆発まであと9分、シュパーは喫煙室にいた。「何呑気に葉巻吸ってんだ! 第4気のうに行くなら早く行け!」と広瀬様、心中で半分叫んでおります。そこへエルトマンもやってくる。マッチを取り出して煙草に火をつけるエルトマン、その火を広瀬ももらって煙草を吸うが……吸い始めてしばらくして「エ?」ってな顔になるめぐさんの演技はやっぱり面白い。
小説版とテレビ版では広瀬の性格も微妙に違うような気が。
例えばここの喫煙室のシュパーに対する心情で見ると
小説版>「動くなら早く動け」と思ってはいるがあくまで沈着冷静
テレビ版>「俺様が吊るしあげてやるからとっとと火つけに行けやゴルァ」などとシュパーを蹴り飛ばしそうな勢いなんですが……テロ扇動する気カヨ
「イライラするなあ…」の台詞といい、今回のテレビ版の広瀬はどうにも情緒不安定という印象が強い。いきなり爆笑したかと思えば次の瞬間にはイレーネを口説きそれでいて内心は容疑者全員に対してブチギレまくり。
勿論どちらも好きですが。
例によって作り笑いを浮かべつつエルトマンと雑談しながら油断なくシュパーを見張る広瀬。エルトマンの話の中に出る飛行機の時代云々…
そしてシュパーは動く。「第4気のうを見てきます」広瀬は席を立つ。第4気のうはチェックしたとエルトマン。爆発まであと6分!
エル「必要はない」広瀬「そっすか!」この時台詞に合わせて絶妙なタイミングで7分から6分に切り替わる画面下のカウンタがかなりイイ感じ。
ものすごい勢いで階段を駆け上がり、客室までシュパーを追ってきた広瀬。
しかしシュパーにそれ以降、怪しい動きはない。その他の乗客にも目立った行動をする者はいない。
広瀬は一瞬混乱に陥る。「やはり事故なのか…?」
ところで。
今私、part2の時と同様、PCで録画したビデオ見ながらレビュー書いてます。
そして、改めてこの後の場面見て思ったのですが。
ここから数秒間の広瀬巡査部長=恵俊彰の演技は神が降りてきたとしか思えない。
犯人を見失い混乱→しばらくじっと考え込む→真実に気づく→決意!
という、一見単純なプロセスなのだが、こういう一連の動きを演出する際、例えばマッチの燃えカスとか煙草とかそのような画像がサブリミナル的にバンバカ挿入され、高鳴る音楽&効果音、斜めから横から正面からとにかく様々なアングルからアップになる顔面(当然これといった演技をせずとも表情はイヤでも分かる)、最後に前方を見つめる瞳のドアップなど、かなりオーバーな演出が今のドラマじゃ当たり前になっている。
が、ここでは一切そのような演出はない。完全に広瀬役=恵俊彰の横顔の演技一つに全てが委ねられている。後半でわずかにBGMが入ってくるが、本当にほんのわずかずつ、という程度(高鳴るのは広瀬が動き出してから)。画面やや左に広瀬、その背景の白い壁によく見るとヒトラーの肖像画、という画面構成もかなり良い。そして思案→閃き→決断、という広瀬の脳内の動きを完璧に、しかも少し引き気味の横顔のみで演じきった恵さんは、もう見事としか言いようがない。
あまりの素晴らしさに同じ場面10回以上見ちゃったよ…アクションが出来なかった分、静の演技で魅せている、という気が致しました。
でもよく考えたら、俳優たる者このレベルは出来て当たり前のような気がするんだが、今の日本の若いTV俳優でそれが出来る人ってどれくらいいるんだろう? それと恵さんは俳優じゃなくてお笑い芸人なんだが…
で、この素晴らしさがあったからこそその後のあまりの悲惨さが余計に引き立ってしまったわけで。
まあそんなこんなで遂に動き出した広瀬様! 喫煙室でマッチを確認、さあエルトマンを追って大活劇開始!
……の筈が、
広瀬様いきなり第4気のう到着してるし。 狭くて危険な通路120M突っ走り&15M梯子ハァハァ登りバッサリ削除!
しかもそんな大運動していたという様子が全くない! 息切れひとつしてない! いやーさすが広瀬様!
フザケンナの一言でも捧げたい気分ですが、セットとか時間とか色々裏事情があるのでしょうからとりあえず目を瞑っておきましょう、きちんと話の本筋最後まで描いていただければそれで良いんです!
それにしても決戦場第4気のうのセットのショボさはもうちょっとどうにかならなかったのか……とても「何という迫力だろう」と広瀬様に言わせた建造物とは思えん。
事故まで2分。
導火線をいじっているエルトマン、その背中にかけられる広瀬の声。「貴方だったんですね。……エルトマン大佐」
犯人に気づかれてはマズイから足音たてちゃいけない筈なのに、堂々とカツカツ靴音たててゆっくり自信たっぷりにエルトマンに近づくTV版広瀬様に乾杯。ま、絵的にカッコイイから、いいか…
遂に来た、広瀬VSエルトマン。あれ、よく見たら広瀬様ポケットから手出してる? いつものようにポケットに手突っ込んで余裕の表情で相手を追いつめていくのかなと思いきや、今回どうもそんな余裕はない模様。むしろ追いつめられているのは広瀬様の方だし…
そしてエルトマンの口から明かされる真実。ドイツの未来の為、自分の命を捧げる…飛行船はもはや無用ということを、世界に示す必要がある。
「ドイツのシンボルであるヒンデンブルクを爆破したら、ヒトラー総統は怒りますよっ!」
小説版では「怒るぞ」だったこの語尾がTV版では「怒りますよ」。どちらにせよエルトマンを追い込むにはイマイチ迫力に欠ける台詞ですが、この場合はTV版の方が正解のような気がしました。いや、あくまで何となくですが。
そして、小説→TVへの改変で良いと思った点は後にも先にもこの1点だけでした。
それにしても、part1で実際にドイツの未来(=ソ連軍に占領された廃墟のベルリン)を見てしまっている広瀬のこの時の心境はどんなものだったんでしょう。小説版でもドラマ版でもひとつもpart1については触れられていませんでしたが、ちょっとでもその事に触れていればより物語に厚みが出たかも。それとも、まさか忘れていたワケはないですよね広瀬様。
広瀬の言葉を笑い飛ばすエルトマン。これはヒトラー、そしてゲーリングの望みだという。
「貴方は、ゲーリングの…」
「忠実な、部下だ」
黙ってマッチを取り出すエルトマン。……って、広瀬が事件前に捜査開始したことに対するあの素晴らしいツッコミは? 広瀬様を一気に奈落の底へ蹴落としたあのカッコイイ台詞は? 時空警察の矛盾を思いっきり突きまくったあの言葉は?
「エルトマン大佐、貴方狂ってる…」何っじゃそりゃあっもうちょっと何かなかったのかよあの「赤い日記帳は貴方が持ち出したんですね(ニヤリ)」並みにスゴイ台詞は!
マッチが擦られ、導火線に火が! 思わず一歩踏み出す広瀬、しかし……
「我がドイツ軍に栄光あれ! ハイル・ヒトラー!!」
例のポーズを決めるエルトマン。
この時にはもう広瀬様の御姿はその場からかき消えております。つまり広瀬様、エルトマン放置してとっとと逃走。
そのおかげでエルトマン大佐、ものすごいマヌケでガ××チなテロリストにしか見えません(つд`;) 彼の覚悟と背景を殆ど描いていないが為にこんな事に……それともひょっとしてそれがテレビ版の狙いか? テロリストとは総じてマヌケ&キ×△イとでも言いたいのかテレビ版?
そして爆発まで残り30秒、カウンタが秒刻み&Blackletter化し一気に緊張感は倍加!!
広瀬様はというと、ものすごい勢いではあるけど2段飛ばしはせず礼儀正しく1段ずつ階段を駆け上がり客室へ! 乗客は誰もまだ何も知らない、さあどうする…
えーと、つまりですね、当然の如く、
梯子15メートル滑降&敗北を喫し無力感に落ち込む広瀬様&イレーネを思い出し再び駆け出す広瀬様、全削除。
勿論、宇宙を流れる時間の奔流云々の広瀬様脳内議論もございません。ええ別にいいんですよ怒ってなぞおりませんよ私は。15メートル滑降なんてそんな、いくら日テレだからってそんな宮崎アニメな真似、常識的に考えて出来るはずがございませんから! ここまでで正直色々文句はありますが、きちんと最後のクライマックス、イレーネとの悲劇的別離と広瀬様脱出劇さえちゃんとちゃんと描いて頂ければとりあえず私の脳内の大量のドーパミンは満足してくれるでしょう! あははははっ♪♪
なんか……書くの相当つらくなってきたんですけど……
PC録画した奴が今、爆発まで残り13秒のところで一時停止していてですね、ここから再生ボタン押すの非常にいやなんですけど…
…分かりました書きます書かせて頂きます。
イレーネとまたしても視線がかちあってしまう広瀬。「歴史を変えてはいけないという掟があるのは知っているな」北条管理官の言葉が広瀬の脳裏で蘇る。しかし敢えてそれを振り切り、広瀬はイレーネのもとへ歩き出す。やけに明るい乗客たちの間をすり抜け、広瀬はひたすら大股で歩く! 残り時間は10秒を切った! 導火線をぐんぐん昇っている炎……
そしてイレーネに追いついた広瀬様のとった行動は
彼女の目の前で立ち止まり、ものっすごく不器用に右手を差し出して「イレーネ、こっち!」
あのうもしもしちょっと待ちやがれ広瀬「さん」。
ノベライズのイメージとだいぶかけ離れてるっていうかそもそも歴史変えてもいいってくらいに助けたいなら最初から全速力で走って周りの乗客蹴っ飛ばして有無を言わさず連れ去れっていうかせめてその台詞の最後「こっち」を「こっちへ」に変えるだけでもだいぶマシにはなるんだけどっていうか多分これが普段冷静沈着皮肉屋な広瀬なりのせいいっぱいの不器用な情熱の表現なのかなっていうかえーと、とりあえず誰かバファリンください。
ちなみに分かりやすく図で示すと
ノベライズはこう↓
障害物もありそしてイレーネは最初は広瀬に気づいておらず、なかなかに画になります。さらに言うならこのシーンは最初の爆発直後、つまり乗客たちがパニックになりかけている頃。しかも上からは炎が迫ってきております。
TV版↓
……_| ̄|○ カンベンシテ
つーか助け方なんぞはこの際ハッキリ言ってどうでもいいんです。
確かによくよく見ればこの場面の広瀬、どうにも焦りまくりで困ったような表情が結構健気で可愛らしくて、不器用な情熱という感じが出ていてなかなかに良いかも?とか無理やりにでも思えなくもない。そうそう、確かに私もあのキャラかなり好きでしたよ。1での涙ぼろぼろシーンなんか萌え&燃えまくりでしたし。4には出てこないって聞いた時は、もうとっくに見るのやめていたけど正直寂しかったですよ。そんで最終回あたりでようやく復活!って聞いた時はやっぱり嬉しかった。でも…
今私が見たいのは広瀬忠生巡査部長様in時空警察捜査一課であって、決して前田一郎inサラリーマン金太郎じゃありません。
突っ込みの量が加速度的に多くなっていきますが、まあいいですどんどん先行きましょう。
当然、ワケが分からないイレーネ。小説版ではここで既に1回目の爆発が起きているのですがTV版ではまだ表面上、何も起こってはいません。従って彼女のワケ分からなさ度は倍増だったかと…もうすぐ楽しかった旅も終わりだあーホント楽しかったなあ〜みんなも楽しそう♪でもこんなマッタリした時にイキナリものっすごい顔で叫んでくるこの男はナニ? さっきも目合わせた途端ワケの分からないこと言っていたし、日本人っていつもこんな感じでナンパするのかしら…てな心境だったかと。
「早く!」叫ぶ広瀬。
だから急かすくらいなら最後のチャンスだすり抜けながらかっさらえの一言でも投げつけたくなりますが、多分強引に連れ去るのは紳士的でないと判断したのでしょうと出来るだけプラス思考で考えましょう♪
差し出されている広瀬の手、わけが分からないがその広瀬の気持ちを感じて、イレーネの手が広瀬の手に触れようとする…
その瞬間、ついに爆発が発生した!
そして爆発の瞬間の直後、当然といわんばかりにCM突入。
ハセキョーの全面写真年賀状&「ぷっくり、きゅっ(はあと)」などとケツで唇吹っ飛ばす山田優(カネボウが何故あそこまで凋落したかが何となく分かる)&とどめが深田恭子の「うるうる(はあとはあと)」
と、個人的に非常にイヤな部類に入るCM目白押しでこの後がかなり不安だったのですがCMの中身なんぞ多分関係ないさ気にするな!とにかく待ちに待ちに待った本当良く待ったよ私、ついにクライマックス突入! さあ広瀬様名誉挽回の時!! 傾斜する床&滑り落ち広瀬様&大脱出劇くるーきっとくるーーーーーー♪♪
えーと……
とりあえず、これだけは申し上げておきます……
今コマ送りで船内炎上シーン(時間にして多分7秒ぐらい)見てみました。
本放送で見た時は「イレーネ!」の絶叫で正直萎え、どうしてあのクライマックスがどうしてこう情けない画になるんじゃいと別の意味で泣けたのですが、
ほんの一瞬ですが、傾く床&炎上する室内、その中で必死に手すりにつかまり絶叫しつつもう一方の手を一気にばっと広げる広瀬様は、実はかなりカッコ良かった。
放送前あれだけ傾くセットがすげえ!といわれていたのだからひょっとしたら、本放送でちらっと見ただけでは絶対に分からない細かいアクションとか破壊シーンとか流血シーンとか色々あったのかも!? ひょっとしたらバトロワ映画版並みに凝ったアクションがどっかに…と思ってわざわざコマ送りして一つ一つ検証してみたのですが、
そうして見ると、意外に広瀬様のアクションがいい。
右手を手すりから外しかけて視線をおそらくイレーネの方向へ向けてさあ今から絶叫しようというその瞬間が個人的には一番イイ。本放送で見た時は多分、音声付だったからダメと感じたのではないかと……恵さんは元々かなり声が高いので絶叫するとああなってしまうのも致し方ないかなあと……恵さんに江守徹の声で迫力たっぷりに絶叫しろなんて梯子15m滑降しろっつーより無理な相談だしなあ(;´д`) それにセットが30度傾斜するってことは当然セットの中身は目茶目茶になり(実際プロダクションノートに凄まじい有様になったとある)、撮り直しなどということは勿論出来ない、つまり恵さんが実際30度傾斜した床の上でこのシーンに挑戦できるのは本番ただ1回こっきり、まさに体当たり勝負!! だったワケで、その状況であれだけやれるってのはやっぱり恵さんはスゴイってなワケで、例のテレビ雑誌に書いてあった迫真の演技ってのは嘘ではなかったなあとこの腐れクライマックスの中から必死で良いところを見つけ出そうと夜中の2時過ぎにPC睨みつけている私を誰か褒めて。
それからこのシーンの後半あたりで、背広姿の人物が床を滑り落ちていくのは何とか分かったんだがそれが広瀬様だったのかどうかはどうしても確認できず。何せ腕しか映ってないし。イレーネに至っては全く確認できないし!! ちっくしょう、これが小池栄子だったらセットがどうなろうと何度も何度も舐めるように撮り直すくせに!!勿論下からのアングルで!!
でも広瀬様、さっきイレーネの手まで数センチだったのに爆発後は何故、姿すら確認出来ないほど離れてしまったのでしょう?
それほど凄まじい衝撃だったということなのでしょうか? しかし小説版では最初の爆発は爆弾によるもので、次の爆発で本格的な衝撃が来るとありましたがまあいいや! とにかくさあ脱出劇開始だ、炎の中復活する広瀬様がついに!!
そして再度流れる、炎上崩壊するヒンデンブルク号の映像…
あまりに悲痛なハーバート・モリソンの実況……
あ、あれ?
崩壊映像、随分長くないか? アレ?
ね、ちょっとちょっと……船完全に崩壊しちゃったよ?
ここから広瀬様脱出させるの? これじゃ客室なんて完全に潰れてない? というか燃え尽きてるでしょ?
いかに広瀬様とはいえここから脱出はちょっと……
まさか……まさか、もしかして……
そうだ、2003年散々苦しめられたあの作品もそうだったじゃないか!
崩壊する船。そして嗚咽するようなモリソンの実況。
そして……
蜃気楼の如く出現する、ものすごいしかめっ面広瀬様の正面アップ(眼鏡の中で燃える炎つき)。
な? え? は? どういうこと? 目の前に迫り来る炎を見つめているにしては妙に冷静すぎですよ広瀬様? 何語りモード入ってるんですか? そんなことしてないでとっとと脱出した方が……
あ! そうか! ぽんっ♪(<手をうつ音)
今年の流行というと、アニメでは勿論ガンダムSEED!!
ガンダムSEEDと言えば勿論、中盤の主人公同士の対決そしてその後の、主人公脱出劇すっ飛ばし!!
あ〜なるほど、それを時空警察でもやっちゃおうってことだったんだ! そうそう、流行は素早く取り入れないとね♪ 時空警察ともあろうものがよりにもよってそんなアニメ史上最悪の例をパクるんじゃねえって気もするけど♪ 脱出シーンは他メディアで補完してね(はあと)っていう駄メディアミックスっぷりまでそっくりだし♪
って、あれ……
何だか……目の前が暗く……それに何か、周りの声が遠い?
全身から力抜けて……
……私の中に住んでいる小さな日向さんと青葉さんとマヤちゃんとミサトさんとリツコさんとそれからサイとか八重樫とかの声が聞こえてくるのは何故……
「思考中枢に絶望的損傷! パフォーマンスが極端に低下しています!」「心理グラフ、シグナルダウン!」「シナプスが次々に切断されていきます! ダメです、回復できません!」「心拍も…他の数値も、殆どゼロに下がっています!」「映像受信装置と音声受信装置はまだ生きてるわ! ここで倒れるわけにはいかないのよっ、明日何時から仕事か分かってるの!?」「無理です、言語処理機能が壊滅的なダメージを受けています! 信号を解析できません!」「精神回路がズタズタにされている。これ以上の過負荷は危険すぎるわ」「アナフラニールとコンスタンを投入して!」「しかし、それをやると副作用が出る可能性が…」「甘っちょろいこと言わないで! 今は年末なのよ」「ダメです、命令が一方的に拒絶されました!」「パフォーマンスが5%まで低下! 回復システムも作動しませんッ」「萌え測定値が反転! マイナスを示しています。観測不能。数値化できません!」
ま、普通に行きましたけど。次の日の仕事(当然)
そしてそのまま事件結果を説明する広瀬。
罪もない大勢の人々を犠牲にして、ドイツの未来のためにテロは決行された。
で、最後に「何という……」
こっちの台詞です。
それとその台詞小説版にもあったけどかなりイマイチな台詞だと思ったんですがそんなところだけ小説に忠実にしないで下さい。
で、そのまんまだとイレーネじゃなくて広瀬さん貴方が蜃気楼になって昇天したように見えかねないのですが、少しは自分の脱出について説明してくれたっていいじゃねえかこん畜生が!! え、眼鏡の中の炎の中でやってるかも知れないからもう一度よーく確認して見てみろ? 瞳の中に映ってるかも知れないからズームアップしてみろ? 絶対イヤだ。
今でさえ画面最小化して音声だけ聞きつつこのシーンレビューしてるってのに(泣)
それから、何故正面アップかな……めぐさんが一番イイのは斜め下からもしくは横顔なのになー……
このシーンだけじゃなくて爆発の瞬間も……しかも最後ものすっごく寄ってるし……
個人的にはめぐさんの正面アップはかなりキツイってのは大変無礼と分かっていながら敢えて日記でも書かせて頂きましたが、多分どんな俳優だろうと女優だろうとあれだけ画面真正面に寄られるとキツイ。というか気恥ずかしい。私個人の好みの問題だろうか……確かに強烈なインパクトは残すけど。関係ないけどNステ平石アナのドアップも最初に見た時凄まじくインパクトは強烈だった、そして確かに私はそれで平石アナにハマった。でもあれを毎回やられたとしたらさすがにかなりヘコむと思う…たまにやるから良いんであって。
そしてその後のドイツの未来がナレーションで紹介される。明かされるヨーゼフ・ゲッベルスの日記。ヒトラーは飛行船には全く期待しておらず、未来は飛行機のものだと明言していたという。ゲーリングの命令によるこのテロを、ヒトラーは許可していたのだ。
ヒンデンブルク号のジュラルミンの素材は全てドイツに運ばれ、軍用機の資材となる。そしてドイツは一気に戦争への道へと突き進む…
この後もしかしたら脱出劇あるか!?とわずかにかすかに望みをかけたのですが、
出てきたのは聖徳太子の1万円札。
ボブサップに踵落とし食らったらこんな気分だろうか、と考えた一瞬でした。
脳内CPUがめちゃくちゃになった状態で、それでも見事なマイナー萌えの地獄結末ですよ♪この無様な私を笑って♪ってな感じで笑いを取りにいこうとして放送直後に執念で日記書いたは良いんですが、今それ見たらもう痛々しいことこの上なし。とりあえず、広瀬様をたん付けはいくら何でもヤバすぎの某ちゃんねるに毒されすぎだろ…ということであの日記は若干修正しております。広瀬様に向かってたんとは何たる無礼か自分!! たん付けしていいのは時澤たんだけ!(オイ)
このエピソードで何が不満かって、もうテレビ版はそのほぼ全てが不満だったわけですが、やはりその後のフォローが全くないのが最大の不満。
山神さんはいいよ、風間が一緒についてくれてたんだし最後はきちんと北条さんがフォローしてくれたし。
広瀬様は最初っから最後までたった一人でした。
時間が刻一刻と迫る中を一人で走り回り、その末にテロの真犯人を発見してもテロそのものを止めることは禁じられ、真犯人からは自分の存在の矛盾まで突きつけられ惨めな敗北を味わい、歴史改変してでも救おうとした一人の少女すら救えず、自らも精神的にも身体的にも大ダメージを受け、テレビ版じゃも一つオマケにろくに最後まで話を描いてもらえず、そんな中で広瀬様は誰からも何の励ましも慰めも叱咤もされることなく、たった一人で心の傷に耐え抜いている!!(多分現在進行形)
あまりにも不憫です! どうか、どうかpart4では広瀬様のこの心の傷をどなたでもいい、少しでも癒してさし上げてください(つд;)
そして広瀬様がご自分の力で立ち直られてもう一度あの「歴史を変えちゃいけないから♪」並みの素晴らしい台詞を私たち視聴者にお聞かせくだされば、これほど嬉しいことはございません!! 私が何故part4広瀬様リベンジを切望するかって、最大の理由はそれなんだ……勿論広瀬様萌え燃えアクションが見たいってのもあるけど。
放送されてからしばらく私は、このエピソードのエンディングがああいう形になったのは恵さんの多忙なスケジュールの為かと邪推したりなんぞしてたのですが、改めてこのエピソードを見直してみて、それとは別に大きな理由があったのでは、と思えてきました。
なぜなら、最後のクライマックス船内炎上シーンがあまりにも不自然だから。
広瀬様が助けたくて助けたくて仕方なかった少女イレーネ、クライマックス直前には手が触れたか触れないかの距離まで近づいていた少女、それほどの重要人物である彼女の姿が、このクライマックスのシーンでは全く姿が見えない。
こんなことがありうるもんでしょうか?
しかも広瀬様は彼女の名を叫んでいる。確かにその視線の先に彼女の姿があっていい筈!
しかし、どれほど目を凝らしてもイレーネの姿らしきものはない。母親らしき人物が泣き叫んでいるカットはあったが…
ここで、小説版のこのシーンをもう一度読んでみると。
「開け放った窓からドウナー夫人が息子たちを突き落とした。あれで少年たちは助かる。イレーネはどこだ? 窓際に炎に包まれた人影がある。あれがそうか? その人影も窓から飛んだ。」
これをそのまま映像化すると、
火ダルマになり焼死していく16歳(未成年)のいたいけな美少女。
………
16歳の少女というのが最大の問題。未成年で、しかも「児童」の範疇では……?
日テレの倫理基準がどうなのかイマイチ不明ですが、テレ東ならアウトか?(時間帯にもよるだろうけど)
人間を巨大電子レンジでまとめてチーン♪を土曜夕方しかもアニメでやりやがったTブーSなら間違いなく大丈夫でしょうが。
でも日テレは16歳の少女が巨大怪物に吹っ飛ばされて圧死するアニメを毎年のようにしかも看板番組のごとくやってるワケだが……アレは生き返るからOKなのか? コナンも金田一もOKだしなーイマイチ分からん。
つまり何が言いたいのかというと、
あのクライマックスシーンでは実は、イレーネが助けを求めながら炎に包まれていく様子が延々と描かれており、そしてそんな彼女を救出しようとする必死な広瀬も実は描かれていた。が、放送コードに引っかかるほどの衝撃的映像だった為にそのほぼ全てがカット。
そう考えれば何とかどうにかあのクライマックスも納得が……いくわけがないが諦めはつく。
さらに言うならば、そのシーンで広瀬は炎に巻かれる彼女の手を掴もうとして、炭化しかけている彼女の指をもぎ取っちゃったのでは?
広瀬はそれを脱出時は勿論、後生大事に現代時空班まで持って帰っちゃったのでは? そこで当然伊能サンがそれを発見、もう後はご想像にお任せしますってな感じでそこで広瀬へのフォローも行われる筈だったのでは? 今回忠臣蔵があまりにも普通だったが為にイマイチ印象の薄い主人公伊能サンの見せ場も、そこで思いっきりある予定だったのでは?
で、炭化した少女の指、ってとこでその全てがまるっと削除、ということになっちゃったのでは?
というかそう思わせてください! 最初っからあんなホンにする予定だったなんて絶対に考えたかねーーーーっ!!!
小説版読んだ時は、どこをどうカットしたってどう演出したってこの話がつまらなくなるワケがないなんて思ってたけど、まさか力技でつまらなくされるとは思わなかった……いや、クライマックス直前までは確実に面白かったんだ、が……
他の雑多なアラはとりあえず目を瞑ります、でも、話はきちんと最後までやりましょう! 歴史検証番組って点ではあれで一応OKなのかも知れない、でもドラマとしては完全に失格だろう! イレーネの結末&広瀬大脱出はドラマとしては絶対に外しちゃいかんポイントじゃないか!! あんな終わり方だったらエルトマンとの対決が終わった時点でハイ任務完了とっとと時空エレベータで現代戻りましょ♪でドラマ終わらせるのと殆ど変わらないじゃないか! あんな描き方で終わるんだったらイレーネがどうのこうのいらないだろ! いっその事イレーネ関連エピソードバッサリ切ってイレーネのイの字も出してくれない方がまだマシだったよ!!
私だってBS小説、クライマックスぶっ飛ばしてさくっと八重樫が台詞で簡単に謎を解明して終了、なんて出来たらどれだけ楽になるか分からないよ……
ま、とりあえずDVD待ちましょう……うん。
聖徳太子・真珠湾エピソードレビューはまた後日。
それからもう一言だけ。
あの広瀬様……最初からずっと第4気のうで張っていれば全てまるく収まった話では?